「黒人に殺される~警官プリーズ!」結果、白人女逮捕

翻訳のこと

なんやしらん、アメリカっていろいろとアレやな~と思ったので訳しました。
著作権は原文のTHE NEWYORK TIMES誌にあります。↓

Amy Cooper Faces Charges After Calling Police on Black Bird-Watcher
Ms. Cooper was captured on video calling the police after Christian Cooper asked her to keep her dog on a leash in Central Park.

エイミー・クーパー、「クロムクドリ」ウォッチャーを警察に通報した容疑で逮捕

エイミーが、クリスチャンを警察に通報している様子が動画に撮られている。

白人女性エイミー・クーパーが、911緊急通報を、セントラルパーク内の警官の担当区域外から架電している最中も、飼い犬にリードをつけないまま立っており、「アフロアメリカンの男に殺すぞ!と脅されている」とオペレータに男性の人種を強調し続けた。

911にかける直前、エイミーはクリスチャン(バードウォッチング愛好家)から、飼い犬をリードに繋いで欲しいと頼まれたが、これを断っていた。

月曜、エイミーは虚偽通報の容疑で逮捕、軽犯罪法では最高3年の禁固刑となる。アメリカ全土を騒がせている「交戦状態」の最新のバッドニュースとして、黒人が白人に冤罪で通報されたとき、黒人がどれほどの被害を被るか。との議論をさらにヒートアップさせるキッカケとなった。

クリスチャンがスマートフォンで撮影した言い争いの動画再生回数は4000万回以上にのぼる。これにより、ニューヨークでの人種差別が驚愕するほど厳しいと広く知れ渡ることとなり、ニューヨーク市は進歩主義的な理想を自らの誇りとしていたはずなのだが・・・。

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↑ この部分は、リンク元NYタイムズでは動画になっています。

動画は白人女性が黒人男性をセントラルパークで通報している様子。
この場面は、エイミーがクリスチャン氏に「犬をリードに繋いでくれ」と頼まれた直後にセントラルパークから警察に通報している様子である。この動画は、クーパー氏の姉妹がツイッターに投稿したものである

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エイミー:撮らないで!動画をやめてっていってるでしょ!
クリスチャン:「近づかないでくれ」
エイミー:「撮らないでって言ってるの!スマホの電源を切ってよ!」
クリスチャン:「こっちに来ないでくれ」
エイミー:「撮り続けるなら警官呼ぶわよ!」
クリスチャン:「そうしてくれ、さあ警官を呼んでくれ!」
エイミー:「黒人男に殺される!!!脅されてる!!って言ってやるからね!」
クリスチャン:「どうとでもお好きなように言ってくれ」
エイミー:「黒人男に脅されてるの!!そいつはわたしの動画を撮って、私と飼い犬を脅してるのよ!!!黒人男がいるわ。セントラルパークよ!!!散歩中に男に脅されてるのよ!!すぐ!!警官をよこして!!!すぐに!」

動画は白人女性が黒人男性をセントラルパークで通報している様子。
この場面は、エイミーがクリスチャン氏に「犬をリードに繋いでくれ」と頼まれた直後にセントラルパークから警察に通報している様子である。この動画は、クーパー氏の姉(妹)がツイッターに投稿したものである。


取り調べ中のこの事件は、白人が黒人に対する警察への虚偽通報で逮捕されたアメリカ国内では初めての事件だと思われる。

「我々は、この行為の責任を犯人にきっちりと取らせるよう、全力を尽くす」と、マンハッタン地区検事のR.Vanceジュニアは語る。

エイミー・クーパーには、月曜日に逮捕状が下り、10月14日に裁判の予定である。有罪判決の場合でも、執行猶予が付くか、奉仕活動従事もしくはカウンセリング対象となり、収監は免れる可能性がある。

エイミーは月曜時点ではコメントを発する立場にないが、担当弁護士ロバート・バーンズは、「被告は無罪だ。これは『謝罪と補償のエピデミック(感染爆発)』だ」との声明を発表した。

「被告人は、仕事・家・私生活を失った、それでも彼女の自由を侵害するか?SNSに投稿された、ほんの1分の動画で誤解を受けて人生を台無しにされた人がどれほどいたことだろうか?」とバーンズ弁護士は語る。

クリスチャン・クーパー氏は、エイミーの行為に対する世間の厳しい反応との深く大きな違和感を表明はしているが、エイミーに対する案件を担当する検事とはなんの関わりもないことを、月曜日に述べた。

取り調べ中の事案についてコメントを求めたところ、「ノーコメント」とのことである。

「警察への虚偽通報で、有罪となるケースはほぼない。犯罪通報件数の減少を当局は避けたいし、わざと虚偽の通報をしたのかどうか証明することは難しい場合が多々あるからだ。しかし、このケースでは、証拠は明白であり、かつ黒人を冤罪で通報する白人たちの事例はもっとたくさんあることを示唆するものであるからだ」と法律専門家は述べる。

「もし、この女性が紛うことなき人種差別主義者で武器を携行していたと想定すれば、入念に熟考せねばならないでしょう」と、ハーバード大学ロースクール教授で元連邦裁判所判事のナンシー・ガートナー曰く「これは大事件です」とのことである。元マンハッタン検察官、ルーシー・ラン曰く「虚偽通報の立件は、極めて厄介だ」

冤罪通報される黒人問題に関する別のムーブメントとしては、ニューヨーク州の立法府が先月、「人種・性別・国籍その他生活保護者という理由で警察に通報されたとするならば、『個人で対抗する権利』がある」と承認したことが挙げられる。


Ms.クーパーとMr.クーパー(たんなる偶然の一致)の諍いの発端は、準野生エリアでは、飼い犬はリードに繋がなければならないのだが、Ms.クーパーはそれをせずに散歩していて出くわしてしまったことにある。
クーパー氏によると「犬をリードに繋いでくださいとお願いしたが、断られたとき、何かエサでもあげれば飼い主のクーパーさんはペットを野放しにしないように説得できるかと望みをかけてトライしてみた」のだそうだ。

クーパー氏を不快にさせたのは、女クーパーが、クーパー氏に「警察を呼んで、アフロアメリカンに襲われていると言うわよ!」と言ったときだ。

クーパー氏は、カメラで一部始終を捕らえた。

「散歩中なの!男がいるわ!アフロアメリカンよ!自転車用ヘルメットを持って、わたしを録画して、わたしとワンちゃんを殺すぞ!!って脅してるのよ!!」。女クーパーは飼い犬の首輪をしっかりと握り、ヒステリックに911オペレーターに話している。

通話を終える直前に、「散歩中に男に、殺す!と脅されてるの!すぐに警官をよこして!」と付け加えている。

動画終了間際、クーパー氏は、女クーパーが飼い犬をリードに繋いだときに「サンキュー」と言っている。

ミスター・クーパー(57歳・ハーバード卒・通信関連会社勤務)は、長年、この街の鳥類愛好家で、NPO法人ニューヨーク市オーデュボン協会の役員も務めている。

この出来事の動画は一瞬でバズってしまい、女クーパーは、飼い犬ヘンリーをコッカスパニエル保護団体に託すことになった。2年前に里親として同団体からヘンリーを引き取り、可愛がって来ていたのだ。

女クーパー(41歳・フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ、保険ポートフォリオ部管理職)は、クーパー氏と出会ってしまったせいで解雇されることとなった。

謝罪の意を表明し、なぜそのような対応をしてしまったのか説明しようとした。

「感情が高ぶってしまい、あの人の意図を誤解してしまったの。実は、わたしが犬をリードに繋いでいないことに文句を言ってきたのはあの人が初めてだったから」と言い訳をしている。

さらに、言われたとおりにしなかったことで、クーパー氏が「次の手」を打ち、自分の犬を餌付けしようとしたとき、脅迫するつもりなのだと疑いを持ってしまった。クーパー氏からすれば、犬にエサをあげようとすることが、警告と受け取られるなど想定外のことである。

「わたしたちが脅されていると疑ってしまったのは、彼の狙いはすべて、わたしたちをスマホに録画することだと思ったときなの」と女クーパーは言う。

コメント

  1. 匿名 より:

    NYTに許可は得てますか?著作権大丈夫ですか?