ロンドンで強盗に襲われた件

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ロンドン
ロンドンの救急車は黄色やねん

3度目のロンドン生活ですーっかりナメてました。
家の玄関ドア前で強盗に押し倒され、催涙スプレーをかけられ、クチを塞がれ、ロレックスを奪われました。

いやー何もかも諦める瞬間ってあるんですね~。一瞬で

「もうなんかいろいろ終わった」
と思いましたから。

幸い時計を盗っただけで暴漢はサクっと逃げましたので、擦り傷程度の傷しか残らなかったのが不幸中の幸いでした。

奪われたのは、ロレックスのミドルサイズ(ボーイズサイズと表記されていることも)で、ノンデイト(日付なし)で肌色に近いピンク系の文字盤が気に入って使っていました。決して「高級時計」ではありません。

が!
ヤツらにはそんなこと関係ない!
家にはCCTVが付いていて、付けてるよステッカーを貼ってあったのが幸いだったのでしょう。「セコムしてますよ」な感じですね。

詳しい話は後ほどとして、私は多少時計が好きなのです。

所有時計の一部

左からメンズサイズのハミルトンカーキメカ(手巻き)、アニエスのクウォーツクロノ、旧モデルのハミルトンカーキ、ジラール・ペルゴのアンティーク、シチズンの現行モデル(レディース)です。

時計修理の千年堂

5月半ば頃でした。
その時季のロンドンは夜まで明るく、10時過ぎに暗くなる感じ。
日英言語交流会に参加して、知り合ったラシドさんと日本食屋さんで閉店ギリギリに食事して、ピカデリーラインに乗り、Finsbury Park駅を出たところで、いかにも会社員な感じのオッサンに声をかけられました。
「今、何時?」
オッサン・・・スマホ片手に持っとるがな・・・充電でも切れたんかいな(アホ)
「ハーフパストイレブン!」
「なんて?」
「せやし、ハーフパストイレブン!(11時半のことはこう言います)」
11時半でも、さっき日い暮れたとこなので、8時半くらいの感覚・・・。

2回訊かれても、まだ怪しいと思ってなかった(アホ)。
そのまま自宅までまっすぐ歩いて、玄関ドアの鍵を開けようとした瞬間、後ろで門を開ける音が・・・。
「同じ家の住人さんかいな・・・挨拶せやんなな」(アホ)
振り返った瞬間、マッチョなオッサンと会社員オッサンがいきなりアタック!!
マッチョに押し倒され、とりあえずなんやしらん下の方(悟ってね)は死守せな!って本能的にガードしようとしたけども、柔道の寝技みたいにガチガチで動かれへん。
で、会社員オッサンが腕からロレちゃんを外して、2人組はササ~っと逃げはった。

こっからが大騒ぎ。
うちの家主さんは90歳のおばあちゃんやから聴こえなんだとして、騒ぎを聞きつけた近所の若夫婦が出てきてくれはって「999」(イギリスの緊急通報は警察も救急もいっしょくたで999番ですよ)に連絡してくれて場所やら説明してくれはった。

ポリス到着~
アンビュランス(救急車)到着~
でも、すぐに乗せてくれへん。スプレーを浴びた顔をビシャビシャ~~~っと水責めに次ぐ水責め。もうなんやわからん・・・。後から聞いたら「最善の応急処置」なんやとか。
上は下着以外ざっくりハサミみたいなもんで切って持って行かれ、下はデニムから何からずぶ濡れ。
あ。
脱線しますけど、ロンドンを満喫しようと思ったはる女子の皆さん!
・歩きやすい靴
・デニム(ベルト推奨)
は心がけておいた方が良いです。
スカートやったらワヤなってたかも・・・。
あと、歩道から何からとにかくガタガタなので、歩きやすい靴は女子に限らず男性でも気いつけはった方が良いかと。よう捻挫したはる人いましたから。

で、やっとアンビュランスに乗ることを許されたら、美人の救急隊員(パラメディック)さんが、「ストレッチャーに座る前に服をお脱ぎなさい」と・・・。
あ・・・あの~~~ディカプリオ似のポリスさんも同乗して来たはるんですが・・・これは何かのご褒美でしょうか??
とは言ってませんが、さすがに「カーテン閉めてええ?」とゆうたら、「あ~忘れてたハハハ~~」的な・・・いや・・・笑い事ちゃうからね。
で、毛布(ブランケット)ちょうだいって頼んで、水責めで寒い寒いなってガタガタ震えて救急車に乗せられている間、ディカプリオと美人パラメディックさんがジョーク言いもって談笑したはる・・・。

「わたしはアンタらの出会いを演出したんちゃうからね!!!」

で、救急外来に着きました。毛布返してっちゅうのんで、
「下真っ裸なんですけど!」というと、うっすいうっすい入院着をくれました。
ディカプリオ似と、ブラピをワイルドにした系の2人のポリスメン(これって吊り橋効果っちゅうねんな)に、「ペラッペラの入院着(下なんもなし)のまま」事情聴取を受けて、「キミの盗られた時計はこれかいな?」とディカプリオが自分のスマホで調べたら、なんと・・・相場が跳ね上がってる・・・そら盗られるわ・・・。

時計修理の千年堂 海外旅行保険のAIG

で、応急処置は終わってるもんやから、救急度を示すタグが(盗られたロレちゃんの代わりに)左腕に巻かれていたのですが、優先順位低いらしく、なかなか誰も来ない。
結局、検査のオッチャンが来て、女医さんが「アイドクターに紹介状書くから」と言って行ってもうてから、延々待たされ、結局開放されたのは朝5時半。
しかも、ずぶ濡れの下着からデニムからまるっぽプラスチックバッグ(ビニール袋のことね)に放り込まれて、薄い薄い入院着のまま
「タクシー呼んで、帰り~」と・・・。
いや・・・ここどこですのん? アーチウェイ? あ~それやったら何番のバスで帰れるかわかりますわ・・・ってことで、「脱走した入院患者」のままバスで家に帰りました(もう夜明けとった)。

翌日、ロンドン医療センターという日本人専用の保険適用外の診療所で念のために検査してもろて(背中のレントゲンやら一切取ってくれやんかったし、むち打ちとか後でなったらイヤやし)、海外旅行保険入ってて良かったわ・・・と思いましたとさ(自腹やったら診察と検査と薬で400ポンドやった)。

海外旅行保険のAIG

時計の分は3分の1も返ってはけえへんけども、10万円はおりたし、「そこそこええ時計はめてロンドン来たらアカン」っちゅう教訓を留学3回目にしてようやく学んだのでした。

住んでた家のおばあちゃん(可愛い可愛いおばあちゃんなのです)と翌日話すと、「手首斬られて時計奪われた人もおる」とか怖い怖い話を聞かされました。
むりくり外して盗られたときにかすり傷できたくらいやったので、むしろラッキーやった。っちゅうと、おばあちゃんも「ホンマそうやで~」と(英語で)ゆわはりました。

後日談もあるので、To Be Continued!

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